B型肝炎とは
A型肝炎の原因ウイルスは、食事や飲料水から感染します。また、感染者からは同居者に容易簡単に感染していきます。A型肝炎が発祥すると、倦怠感などのインフルエンザ様の症状がみられ、黄疸が出現して皮膚や目が黄色くなったり、尿の色が濃くなったりします。
小児では、強い胃痛や下痢が見られることがあります。A型肝炎が発祥すると5人に1人は入院することになり、重症になると1ヶ月以上仕事を休むことになります。また、1000人中3〜6人はA型肝炎で死に至ることもあります。
B型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV)の感染で引き起こされます。5歳以上の子供および成人は感染により30〜50%が発症します。黄疸、倦怠感、肝機能の上昇がみられ、重症化すると劇症肝炎となって死に至ることがあります。感染後はB型肝炎抗体が産生されます。潜伏期は90日(60〜150日)といわれています。一方5歳未満の小児および免疫不全の成人で症状がありませんし、抗体ができずに保因者(キャリア)となる場合があります。致死率は1%程度といわれています。 B型肝炎の感染は、血液や体液(精液など)に接触することで感染します。セックスや十分に感染予防が行われていない医療行為でも感染の可能性があります。